マンモスのひとやすみ.2022

こんにちは、マンモスいちご園です!2022年シーズンの営業は5/22をもって終了となりました。今シーズンも多くのお客さまにご来園いただきました。本当にありがとうございます!

今シーズンは、感染症が流行する以前の混雑状況にすっかり戻ってしまいました。連日早い時間帯に定員になっておりましたので、マンモスでいちご狩りをしたかったのにできなかった、というお客さまもたくさんいたと思います。ごめんなさい。

そうした状況のなか、入園するためにホームページを隅々まで読んで調べていただいたり、朝早くから並んで待ってもらったり、予約サイトに張り付いてくださったりしたお客さまも沢山いらっしゃったと思います!ありがとうございました!

ここで皆さまにお知らせがございます。なんと先日ついに、マンモス会員様が100名を超えました!すごい!コツコツとポイントカードを貯めてくださった皆様本当にありがとうございます。正直ポイントを貯めてくださる方がこんなにいるとは当初は想定しておりませんでした。ですが、マンモスがここまでやってこれたのも、ひとえにこうして応援してくださる皆様のおかげです。

会員の方に予約をいただいたり、実際にご来園をしてもらえたりすると、私たちもとても力をもらえます。たとえば、連日100名から200名のお客様を迎えるとなると、オープン前の8:30ごろは「大変な一日が始まるぞ〜」と少しナーバスな気分になっています。でも、そんな中で来客者リストの会員様の名前をみると「おっ!〇〇さん来るじゃん!」と気持ちが前向きになります。会員様レベルになればお顔もわかりますし、私たちも安心します。そして、気持ちよく9:00からオープンをすることができるのです。今シーズンは混雑する日がとても多かったので、特にこうして会員様に力をもらっていることを実感しながら営業をしました!本当にありがとうございました!

さて、見返したところ前年の記事は「マンモスがどのようにできたか」を書いていました。そこで今回も何かそういう大きなテーマをと考え、お客様に雑談でよくする苺のはなしを改めて書いてみようと思ってます。

まず、苺はだいたい一カ月間隔で花の束が咲きます。この花の束を花房(かぼう)とよび、花房の花は一斉に咲くのではなく、順番に咲いていきます。花は約1カ月で実になりますので、順番に咲いたとおり順番に苺がなっていくわけです。そして、花房で一番最初に咲く花を頂花(ちょうか)とよび、頂花はだいたい花房のなかで一番大きな実になります。つまり、「大きな実がなり、順番に中くらいから小さくなっていき、なくなるかと思ったらまた大きな実がなる」というサイクルを1カ月程度で繰り返しているわけです。このサイクルはいちご狩り施設を運営するいちご農家には悩ましいものです。なぜなら、お客様の入るタイミングによっては中くらいから小さい実しかならない時期が必ずあるからです。だから私たちいちご農家は、いくつかの品種を組み合わせたり、栽培テンポをずらしてみたり、そもそも小さな実を取ってしまったりといろいろ工夫しているのです!

たまに、どこそこのいちご園に行ったら小さい苺しかなかった、というようなことを聞きます。ですが、現在栽培されている苺の品種はほとんど頂花に大きい苺がなります。そのいちご園もそういうタイミングだったというだけで、もう少し後ならまた大きな実がなるタイミングが確実にきます。それに、確かに苺は大きいに越したことはないとも思われますが、大きい苺は完熟するのに時間がかかり、完熟のタイミングもわかりにくいです。実際いちご狩りでお客様がつむ大きな苺をみていると、「もうちょっと待ったほうが美味しいだろうなあ」とよく思います。反対に、中くらいや小さい実は大きい実よりも熟すのが早いので、完熟しているものが多く美味しいです。いちご農家としては大きい苺よりも、お店では買うことができない樹で完熟した美味しい苺を召し上がっていただきたいなあとも思います。ちなみに、この苺の1カ月程度のサイクルは、晴れが多いとより速く、曇りや雨が多いとより遅くなります。お天気次第なので、予測するのがとても難しいです!

次に、苺の味についてです。これは甘味、酸味、香り、食感でお客様に説明することが多いです。このバランスで苺の味が構成されていると思っています。
たとえばマンモスの栽培品種でいうと、「紅ほっぺは甘味とほどよい酸味のバランスがよくイメージ通りの苺の香りで食感はジューシー」です。一方で、「おいCベリーは強い甘みとやや強い酸味で味が濃いと感じられ独特の香りがあり水分量が少ないため食感はねっとり」としています。また、「かおり野はやさしい甘みで酸味がほとんど無いので甘さを感じやすく風味がさわやかで食感は少し固め」と表現しています。ただ、これはあくまで一般的なはなしで、同じ品種でも時期によって、また天気によって味は違います。同じ一本の樹からなる苺でも微妙に味が違います。この前はこっちの品種が美味しかったのに今日はこっちの品種が美味しい、なんてことはよくあります。完熟の度合いによっても味は変わります。また、園長が「強く苺を引っ張るとこのあたりがポキッと折れちゃいます~」と最初の説明で皆さまにお伝えしますが、軸が折れた先でなる苺はすべて味が抜けて美味しくないです。 ちなみに、苺の味は収穫したその瞬間から抜けていきます。ややこしいことに色だけは収穫後も赤くなっていきますが。 たくさん書いてしまいましたがつまり、「絶対にいつでも美味しい苺は絶対にありえない!」ということです。

もちろん、おいしい苺を提供するために努力を続けることはとても大切にしています!水やりや肥料の量も天気次第なので毎日こまめに変えます。マンモスの栽培方針のなかでやれることはすべてちゃんとやります。それでも、苺の味は変わります。加えて、「おいしい苺をつくること」と「苺をいっぱいつくること」は場合によっては一致しないこともあります。だから、すこしアホっぽい話ですが「おいしい苺をいっぱいつくること」ができるいちご農家は一番すごくてえらいです!がんばります!

さて、ここまで書いてきましたが、長いですね!はっきり言ってテーマが大きすぎました。まだまだ苺について話せることはたくさんありますが、今回はここでおしまいにします!つづきはまた来年のひとやすみの記事の折に書きますね!(1年後…)

マンモスいちご園としてはこれから半年ほど休園期間になります。ですが!今年の夏はあれこれやってみたいこともあります。時期がきたらまたお知らせしたいです。
それでは、2022年シーズンも大変お世話になりました!また皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。ありがとうございましたー!

さいごにマンモスクイズを用意してみました。全10問で、難易度はハードです。ぜひ遊んでみてくださいね!

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クイズ:マンモス2022

ちょっと難しめにつくってみました。あなたは何点とれますか?

1 / 10

2号館に置いてあるハチの巣箱の数は?

2 / 10

1~3月ごろの園長のシャツの色は?

3 / 10

芝生に置いてあるジャングルジムの色は?

4 / 10

ハウスの中で流しているラジオの局は?

5 / 10

園長のすきな食べ物は?

6 / 10

マンモスいちご園で売ってないものは?

7 / 10

2号館受付のベンチの数は?

8 / 10

オーナーのネームタグの色は?

9 / 10

マンモスいちご園で売ってるアイスの味は?

10 / 10

4~5月ごろの園長のシャツの色は?

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