一つのきっかけ

すこしまえのはなし。いちごをはじめる一つのきっかけ。

どうしていちごなのですか?

という質問は、今までいろんな方にされたことがあって

果物のなかでも、1年目から収益が見込めるからです。とか、
栽培システムがある程度マニュアル化されていて、農業シロウトでもチャンスがある気がしたからです。とか、
いちごの産地が近くにあり、地域のバックアップが受けやすいと考えたからです。とか、
関係各所の方々には、上のようにお答えすることが多い。

もちろん、それは当時確かに考えていたことである。

一方で、対外的にはあんまり話さないけれど、それでも、これがなければいちごをやろうとは思わなかっただろう、ひとつの要因がある。

それは、嫁さんの存在である。
りつこが、いちごなら一緒にやってみてもいいよ、と言ってくれたということである。

これはすっごく大きいことで、
観光農園というのは、直接お客様と接するものだから、これはもはや農業ではなくサービス業である。と思っている。
とすれば、そういう接客のスキルを持ったひとが必ず必要である。いうならば、農園の看板娘。

うちの自慢のお嫁さんは、そういうことにものすごく長けている。手前味噌ですが。

接客の仕方にもいろんなタイプがあるのだろうけど、
彼女のそれは、一人ひとりに寄り添うような、語りかけるような、そんな感じなんです。
うーむ、うまく伝えきれない。

とにかく、りつこがいるなら、
この世界にいまだかつてない程に素敵ないちご農園ができるのではなかろうか、
これはかなり面白いんじゃなかろうか、
そう思ったのでした。

すこし前のはなし。いちごをはじめる一つのきっかけ。

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