先日、青年就農給付金の準備型に関わる面談を行いました。
千葉県の担当者と、研修元である師匠と、ぼくたちの三者面談でした。
ここのところハウス作りや栽培のほうで忙しかったので、こういった制度的な部分とはすこし疎遠でしたが、
これを機会にいろいろと以前のことを思い出したので、忘れないうちに記しておこうと思います。
というわけで今回は、新規就農がらみのお話。
まずぼくたちの、今の段階までの制度面での流れをざっくりというと
[26.5]師匠の元で研修開始、青年就農給付金(準備型)を受給
↓
[27.2]認定新規就農者となる
↓
[27.3]農地中間管理機構を利用して農地の利用権を取得
↓
[27.6]政策金融公庫で青年等就農資金を利用
↓
[いま]青年就農給付金(経営開始型・夫婦型)を受給予定
といった感じです。
それぞれの制度を活用するにあたってぼくたちが感じたことなどは、いずれ個別で記事にしたいと思っています。がんばります。
ぼくたちは社会人経験がほぼないので資金はありませんでしたし、
農家ではないので農地も持っていませんし、
当然のことながら苺を栽培する技術もありませんでした。
そこで、まず研修元となってくださるいちご農家の方を探し、
農地を貸してくださる方を探し、
農業系の制度資金を利用する運びとなりました。
こうして整理すると、いろいろな制度を利用していますね。
しかも、農業分野は似たような名前の制度が多いのでややこしいです。
さらに、ものの数年で制度が消え去ったり、名前がかわったりします。
極端なことを言えば、ぼくたちが歩んだルートが、また来年には使えなくなることも考えられますし。
どの制度にしても、多かれ少なかれ煩雑さを感じることもありましたし…
しかし、こうネガティブなことばかりではありません。
現在の農業制度は本当に恵まれていると、強く感じてもいます。
なぜなら、ぼくたちがこうして現在、農業を始めることができているからです。
もちろんまだ始まったとはいえないほどの、初期の段階ではありますが。
お金もない、土地もない、技術もない。
ほんの一年前は手元に何も無かったのに、農業をやりたいという気持ちだけで、
こうしてここまで、たどり着かせてもらえたのですから。
本当に感謝しております。
というわけでいい感じにまとまったので、今回はここまでにします。